冬のボーナスは、もらってから辞めていい。ただし「待つための我慢」はしなくていい

2026年10月12日

※本記事はプロモーション(広告)を含みます。

10月も半ばです。冬のボーナスまで、あと2ヶ月ほど。

「どうせ辞めるなら、冬のボーナスをもらってから」 そう考えている人は多いと思います。

結論から言うと、それは正しい考え方です。 ただし、気をつけることが2つあります。そして、ボーナスを待つことが正解ではない人もいます。

今日はその話をします。

私のボーナス事情

先に、私の場合を書いておきます。

私が20代で働いた会社は、ボーナスが出るところと、出ないところがありました。 出る会社にいれば冬にまとまったお金が入るし、出ない会社ならそもそも待つものがない。会社によってまるで違いました。

辞める時期は、特に決めていませんでした。基本的には、思い立ったときに辞めていました。

ただ、冬のボーナスをもらって、その2ヶ月後くらいに辞めたこともあります。

もらってすぐ辞めたわけではありません。でも、もらったあとに辞めた。

ボーナスは、それまで働いた分への支払いです。もらってから辞めるのは、ずるいことでも何でもありません。

気をつけること①:支給日に「在籍」している必要がある

ここからは実務の話です。一番大事なのはこれです。

多くの会社では、ボーナスの支給日に会社に在籍していないと、ボーナスはもらえません。

「夏から冬まで働いたんだから、途中で辞めてももらえるはず」と思うかもしれませんが、就業規則に「支給日に在籍している人に支給する」と書いてあれば、支給日の前に辞めた人には払われません。この決まりは、最高裁判所でも有効と認められています。

なので、まず確認してください。

  • 就業規則の「賞与」のところを読む。 「支給日に在籍」なのか、「基準日に在籍」なのか(基準日の場合は、支給日前に辞めていても対象になることがあります)
  • 去年の冬のボーナスがいつ振り込まれたか見る。 多くの会社は12月上旬〜中旬ですが、会社によって違います

退職日は、必ず支給日より後にする。 これだけは外さないでください。

気をつけること②:辞めると伝えるのは、もらってから

もうひとつ、見落としやすいのがこれです。

ボーナスをもらう前に「辞めます」と伝えると、減らされることがあります。

ボーナスには「これからも頑張ってほしい」という期待の分が含まれている、という考え方があります。そのため、辞めることが決まっている人のボーナスを、一定の範囲で減らすことを認めた裁判例があります。

もちろん、ゼロにしていいわけではありません。でも、わざわざ減らされる理由を作る必要もない。

辞めると伝えるのは、ボーナスが振り込まれたのを確認してから。 順番はこれで十分です。

夕方の光が差し込む机に置かれた12月の卓上カレンダーとノートとペン

逆算すると、今からこう動く

冬のボーナスをもらってから次の会社に移るなら、流れはこうなります。

時期やること
10月〜11月在職のまま転職活動。求人を見て、応募して、面接を受ける
12月上旬〜中旬ボーナス支給。振り込みを確認
12月中旬以降退職を伝える
1月〜2月退職・次の会社へ

転職活動は、応募から内定まで1〜2ヶ月かかるのが普通です。10月に動き始めれば、ちょうどボーナスの頃に答えが出ます。

内定がボーナスより先に出た場合は、入社日を少し後ろにしてもらえないか相談すればいい。1ヶ月程度なら、調整してもらえることは珍しくありません。

私が冬のボーナスをもらってから辞めたのも、2ヶ月後くらいでした。もらってすぐ辞めなくても、ボーナスはもう手元にあります。 焦らず、次が決まってから辞めれば十分です。

ただし「ボーナスまで我慢する」はしなくていい

ここからが、私が一番言いたいことです。

ここまで「ボーナスをもらってから辞める方法」を書きました。でも、全員がボーナスを待つべきだとは思っていません。

私は、基本的には思い立ったときに辞めてきました。ボーナスが出ない会社もありました。待つものがなければ、待つ理由もない。

判断の目安はシンプルです。

待っていい人

  • ボーナスまであと1〜2ヶ月で、その間は普通に働ける
  • ボーナスの額が、それなりにまとまっている
  • 転職活動をしながら待てる

待たなくていい人

  • 毎日がしんどくて、あと2ヶ月もつ自信がない
  • そもそもボーナスが少ない、または出ない
  • 待っている間に、いい求人を逃しそうだ

ボーナスは、もらえればうれしいお金です。でも、体や気持ちを削ってまで待つほどのものかは、人によります。 数十万円のために2ヶ月を我慢して、その間に心がすり減るなら、それは割に合わない取引です。

「ボーナスがあるから辞められない」は、会社にとって都合のいい考え方でもあります。待つなら、自分で「待つ」と決めて待つ。なんとなく引き止められているだけなら、思い立ったときに動いていいんです。

まとめ:もらってから辞めていい。でも、待つかは自分で決める

  • 冬のボーナスをもらってから辞めるのは、ずるくない。 働いた分の支払いです
  • 多くの会社は支給日に在籍していないともらえない。 就業規則を確認し、退職日は支給日より後に
  • 辞めると伝えるのは、振り込みを確認してから。 先に伝えると減らされることがある
  • 冬のボーナスを狙うなら、10月から在職のまま動き始めるのがちょうどいい
  • ただし、しんどいのに無理して待つ必要はない。 待つかどうかは、額と残りの期間と、自分の状態で決める

私は思い立ったら辞めてきた人間ですが、冬のボーナスをもらってから辞めたこともあります。どちらも間違いではありませんでした。 大事なのは、ボーナスに決めさせるのではなく、自分で決めることです。


ボーナスを待つ間に、やっておけること

待つと決めたなら、その2ヶ月はただ我慢する時間にしなくていいはずです。在職のまま求人を見て、話を聞いて、条件を比べておく。ボーナスが振り込まれた頃に答えが出ているのが、一番きれいな流れです。

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もちろん、ボーナスをもらってから動き出してもかまいません。急かされて決めるより、そのほうがいい場合もあります。


※参考: J-Net21「賞与支給日に在籍しない従業員の賞与は払わなければいけませんか?」 / 大野事務所「賞与支給額に占める将来期待部分を考える」 / Geekly「夏・冬のボーナスは何月?」