転職回数が多いと、次は不利なのか。20代で5回転職した本人が答えます
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「もう2回辞めているから、次に辞めたら3回目になる」 「これ以上回数が増えたら、どこにも採ってもらえないんじゃないか」
転職回数が気になって、今の会社に不満があるのに動けない。そういう人は多いと思います。
私は20代で、5回転職しました。
回数だけで言えば、かなり多い部類です。 なので今日は、その本人として正直に答えます。
まず正直に:回数を気にする会社は、あります
きれいごとから始めるのはやめておきます。
転職サービスのdodaが採用担当者に聞いた調査では、20代の応募者について「転職回数が選考に影響する」と答えた人がたくさんいます。
- 「3回目から影響する」:28.2%
- 「2回目から影響する」:22.3%
- 「転職回数は選考に影響しない」:18.4%
少し前の調査ですが、「回数なんて誰も気にしない」は嘘だということは分かります。気にする会社は、確かにあります。
ここを隠して「回数は関係ありません」と書くのは、読んでくれる人に不誠実だと思うので、先に書いておきました。
それでも、私は5回とも次が決まりました
では、5回転職した私はどうだったか。
5回とも、次の仕事は決まりました。
しかも、面接で転職回数について深く突っ込まれた記憶は、ほとんどありません。
私は面接がうまい人間ではありませんでした。それでも回数が問題にならなかった。
なぜか。振り返ると、理由は2つあったと思います。
会社が見ているのは「回数」ではなく「またすぐ辞めるか」
採用する側の立場になって考えてみてください。
会社が転職回数を気にするのは、回数そのものが嫌だからではありません。**「この人を採っても、またすぐ辞めるんじゃないか」**が心配だからです。
つまり、回数は**「すぐ辞めそう」という不安の目印**にすぎない。
逆に言えば、回数が多くても**「この人は、うちならすぐには辞めなさそうだ」と思ってもらえれば、回数は問題になりにくい**、ということです。
私の場合①:辞めた理由に、一本の軸があった
私が辞めた理由は、毎回給料か、拘束時間でした。
回数だけ見るとバラバラに辞めているようですが、中身は毎回だいたい同じです。「給料が安い」「拘束時間が長い」。
こうなると、面接する側からもこう見えます。
「この人は、給料と時間が合っていれば辞めない人なんだな」
辞めた理由がはっきりしていて、しかも毎回同じなら、「うちの条件なら続くかどうか」を会社側が判断できます。 何が理由で辞めるか分からない人より、ずっと採りやすい。
私の場合②:同じ系統の仕事を続けていた
もうひとつは、職場は変えても、同じ系統の仕事を続けていたことです。
これも面接する側から見ると、「この人はこの仕事を続けたいんだな」と受け取れます。辞めているのは会社であって、仕事から逃げているわけではない。 そう見えていたのだと思います。

職種がバラバラでも、それ自体は問題ではありません
ここで、「自分は同じ仕事を続けていないから、当てはまらない」と思った人もいるかもしれません。
私の場合も、大きく言えば同じ系統の仕事でしたが、中身は全然違う職種もありました。 それでも、5回とも次の仕事は決まっています。
職種が変わっていること自体を心配する必要は、あまりないと思います。ここまで書いてきた通り、会社が心配しているのは**「またすぐ辞めるか」**です。職種が違っても、
- 辞めた理由に、一本の軸がある
- 次に何を大事にしたいのかが言える
この2つがそろっていれば、説明はつきます。
むしろ20代でいくつかの仕事を経験しているのは、自分に何が合って、何が合わないのかを確かめてきたということでもあります。それを自分の言葉で話せるなら、弱みではありません。
ただし、ひとつだけ注意があります。「経験者のみ」と書かれている求人では、その職種の経験そのものが条件になります。そこでは職種の違いが不利になるのは避けられません。職種を変えるなら、「未経験歓迎」の求人から探すほうが無駄がありません。
回数が本当に不利になるのは、こういう場合
とはいえ、回数が多い人が全員大丈夫なわけではありません。不利になりやすいのは、次のような場合です。
- 数ヶ月で辞めることを繰り返している(「すぐ辞める人」の印象がはっきり残る)
- 辞めた理由が毎回バラバラ(次に何で辞めるか、会社が読めない)
- 次に何をしたいのかが言えない(辞めることだけが目的に見える)
裏返すと、やるべきことはこの逆です。
- 辞めた理由を並べて、共通する軸を見つける
- その軸を、次の会社を選ぶ条件にする
- 「次は何を大事にしたいのか」を一言で言えるようにしておく
面接での具体的な答え方は、面接で「なぜ辞めたんですか」と聞かれたらに詳しく書いています。
回数を気にしない会社も、あります
もうひとつ、私の時代と今で違うことがあります。
今は20代の人口が大きく減っていて、若い人を採りたい会社は多いです(詳しくは「代わりはいくらでもいる」と言われた私の時代と、20代が3割減った今に書きました)。
人手が足りない会社は、回数より「続けてくれそうか」を見るところもあります。
もちろん、さっきのデータの通り気にする会社もある。でも、世の中の全部の会社があなたの回数を嫌がるわけではありません。
一番もったいないのは、回数を気にして動けないこと
最後に、一番言いたいことを書きます。
「回数が増えるのが怖いから」という理由で、合わない会社に居続けるのは、一番もったいない選択です。
回数を増やさないために我慢しても、不満は消えません。前にも書きましたが、給料や拘束時間は会社の仕組みなので、我慢しても変わらない。結局いつか辞めることになって、そのときには年齢だけが上がっています。
回数を気にするなら、「辞めない」ではなく、**「次で終わりにできる会社を選ぶ」**ことに力を使ってください。
私は5回かかりましたが、最後には拘束時間が短くて、給料もそこそこという会社にたどり着きました。5回かかったのは、自分に合わない条件が一つずつしか見えなかったからです。回数を気にして途中で止まっていたら、そこにはたどり着けなかったかもしれません。
まとめ:回数より、理由の「軸」を見られている
- 転職回数を気にする会社は、実際にある(20代の応募者で「3回目から影響」28.2%)
- でも会社が本当に心配しているのは、回数ではなく**「またすぐ辞めるか」**
- 私は5回転職して、5回とも次が決まった。 回数で深く突っ込まれた記憶はほとんどない
- 理由は、辞めた理由に一本の軸があったことと、同じ系統の仕事を続けていたこと
- 職種がバラバラでも、それ自体は問題ではない。 ただし「経験者のみ」の求人は別
- 不利になりやすいのは、短期間の繰り返し・理由がバラバラ・次にやりたいことが言えない場合
- 回数を気にして合わない会社に居続けるより、次で終わりにできる会社を選ぶほうがいい
「もう◯回目だから」と思っているなら、まず辞めた理由を紙に並べてみてください。そこに一本の線が見えたら、回数はそれほど怖いものではありません。
辞めた理由の「軸」を、人と一緒に言葉にする
辞めた理由を紙に並べても、自分ではうまく線が引けないこともあります。そういうときは、外の人に話してみると整理がつきやすいです。回数のことも含めて、どう伝えればいいかを一緒に考えてもらえます。
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公式サイトで無料登録するもちろん、自分で軸がはっきり見えている人は、そのまま動いて大丈夫です。回数を気にして止まるより、一歩でも進むほうが大事です。
※数字の出典: doda「転職回数が多いと選考結果に影響がある?」(パーソルキャリア、採用担当者103人へのアンケート、2018年12月)